相続問題を文京区の税理士事務所に相談する前に知っておきたい事前準備
相続財産を明確にしておく
相続財産と一口にいっても、実際にはさまざまな種類のものが存在します。
イメージされやすいのは土地や建物などの不動産ではないでしょうか。
他にも被相続人の銀行口座の預金や、保有していた株式なども相続財産に含まれます。
それらの相続した資産評価から相続税が算出され課税されます。
税理士事務所に相談する際には、その後の相続に関する諸手続きをスムーズに行うためにも、ある程度どういった相続財産がどれぐらいあるのかを把握しておくとよいでしょう。
負の相続財産がないか確認しておく
遺産相続の際、相続するのは金銭や不動産などのプラスの財産だけではありません。
被相続人が生前消費者金融や銀行から借りていた借金や、支払いの終わっていない住宅ローンなども相続の対象になります。
これらが負の相続財産です。
また、被相続者自身が借金をしていなくても、他人の借金の連帯保証人になっていた場合、こちらも相続の対象となります。特に連帯保証人はわかりづらいことも多いので、税理士事務所に相続相談をする前にしっかりと確認しておくとよいでしょう。
生命保険や死亡退職金も確認しておく
生命保険の死亡保険金や死亡退職金は、相続財産には含まれません。
しかし、相続税の計算を行う場合には「みなし相続財産」として、相続税の課税対象になってしまいます。
とはいえ、これらには非課税対象限度額が設けられており、相続人1人あたり500万円までであれば相続税が発生しません。
そういった計算を行うため、事前にしっかりと生命保険や死亡退職金を確認し、どのようなものがあるのかを把握してから税理士に相談するのがおすすめです。